またもやこの季節…。もうあれから7年も経ったのかと思うと感慨深い気持ちと、Aさんも70代中盤に差し掛かろうとしているのだなぁとしみじみ。
Aさんの消息を尋ねてもしものことがあったら…と想像すると、そろそろAさんのネトストをやめたほうがいいかもしれないと思い始めた。
なので今回は、前回も驚いたAさんの同志(といってもいいだろう)たちの話を綴ろうと思う。
話を聞くボランティアでネットを検索すると、本当にたくさんの情報が出てくる。
その中で私の目を引いたのはNHKラジオで紹介されたという「NPO法人日本傾聴ボランティア協会」の事務局長の方へのインタビュー。
以下要約
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アメリカで「シニア・ピア・カウンセリング」を学び、日本の状況に合わせて立ち上げられたNPO法人日本傾聴ボランティア協会の事務局長である山田豊吉さんにインタビューしました。山田さんは1999年に鈴木絹英さんとともに、日本で初めて高齢者同士が互いの経験や知識を共有して支え合う「シニア・ピア・カウンセリング」を導入し、福祉団体を設立しました。この団体は2002年に「NPO法人日本傾聴ボランティア協会」と改名し、他者の話を聴くトレーニングを積んだ「傾聴ボランティア」の育成と普及活動を行っています。
山田さんは元々ゼネコンで海外プロジェクトに従事しており、50歳頃にボランティア活動に興味を持つようになりました。理事長の鈴木さんとの出会いがきっかけで、傾聴の重要性に気づき、その後、人生が大きく変わりました。傾聴とは、相手の話を否定せず、相手の経験や人生の軌跡を認めながら聞くことです。山田さんは、傾聴によって他者への接し方が穏やかになり、人間関係が向上したと感じています。
山田さんは現在、全国各地で傾聴ボランティア養成講座の講師として人材育成に努めています。傾聴ボランティアの活動は高齢者施設を中心に行われ、高齢者だけでなく悩みや不安を持った方々や子育てに悩む方々、ホスピスや緩和ケアの病棟にいる方々にも対応しています。特別な資格は必要なく、講座を受けてロールプレイを重ねることでどんな方でも参加できる活動です。
山田さんは、人は話すことによって自己解決の手助けができると考えており、傾聴ボランティアを通じて人々の自分自身の答えを見つける手助けをしています。傾聴は、相手の話を積極的な興味と関心を持って聴くことで、人々の心に寄り添う大切な活動です。
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読んだ感想は、私がAさんを取材したときのAさんの状況や、私が感じた思いと似ているな…ということ。人のためでもありつつ、自分のためでもある。
私はまだ修行が浅く、人の話をじっくり聞くことができないときも。トレーニングしなければいけないなと反省。
ほなまた来年。